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問題01-09(中級)

問題01-09(中級)

問題図(4枚落ち)は上手が△8一歩成と桂馬を取(と)りながら「と金」をつくった局面です。

さあ、ここで

指しては「いけない手」は?
  1. 3二と
  2. 7八銀打
  3. 1三角成
答え
正解:②7八銀打

<この局面の見方(みかた)>
上手の攻め駒が下手の玉にせまり少し危険(きけん)な状況(じょうきょう)になってきました。

この局面は
・スピードで攻め勝(か)つか
・受け身(うけみ)に戦(たたか)うか
のわかれ道(みち)です。

 

<解説(かいせつ)>
ここで、指してはいけない手は▲7八銀打(下図)です。

以下、△8八と、▲8七銀、△同と(下図)

とすすんだ局面は上手の8九のと金が8七に移動(いどう)して、はたらきが良くなり、持ち駒も銀が1枚増(ふ)えています。
というわけで、このやり取(と)りは上手がかなりポイントをあげています。

 

①3二と(下図)の解説

▲3二とはスピードで攻めて勝(か)つ手です。
以下、△同金、▲2一飛成とすすめば、次(つぎ)の5一竜がきびしく下手が優勢(ゆうせい)です。

 

③1三角成(下図)の解説

▲1三角成は角を自玉(じぎょく)から遠(とお)ざけながら馬にすることで、自玉の防御力(ぼうぎょりょく)を高(たか)めた手です。
角は防御力(ぼうぎょりょく)の弱(よわ)い駒なので、自玉の近(ちか)くにいると玉の守(まも)りを弱めることになります。

それを1三角成とすることで、玉を守(まも)りやすくしながら、馬のききで玉を守(まも)るという2つの効果(こうか)があります。

これにより、上手の攻めを弱(よわ)めることができ、①▲3二と、にくらべると攻めはゆっくりですが自玉が安全(あんぜん)になります。

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