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問題01-15(上級)

問題01-15(上級)

問題図(四枚落ち)は下手が急戦(きゅうせん)を仕掛(しか)けた後(あと)、落(お)ちついた局面です。

さて、どう攻めをつづけますか?

思(おも)いつく手をすべて出(だ)し、その中(なか)から最善(さいぜん)と思う手を1つ選(えら)んでください。
また、選(えら)んだ理由(りゆう)も答(こた)えてください。

答え
答えの例(れい):

考えついた手
・1二金打
・4二金打
・4四金打
・1四歩

選(えら)んだ手
・1二金打

選んだ理由(りゆう)
銀と桂馬の両取(りょうとり)を上手は受(う)けることが出来(でき)ないので、確実(かくじつ)に駒得(こまどく)が出来る。
また、上手からの反撃手段(はんげきしゅだん)がないので、ゆっくりした攻めでも間(ま)に合(あ)うと判断(はんだん)したから。

 

<解説(かいせつ)>

・▲1二金打の読み

下手が▲1二金と打てば、上手は銀と桂馬の両取(りょうとり)を受(う)けることが出来(でき)ません。
上手の玉から遠(とお)い1筋(いちすじ)への金打ちなので、はやい攻めではありませんが上手からのはやい攻めがないので、ゆっくりでも充分(じゅうぶん)間(ま)に合(あ)います。

・▲4二金打の読み

銀取(ぎんとり)の先手(せんて)で、▲1二金打よりもはやそうな手です。
しかし、△5二銀打と受ける手があり、たいへんかも知(し)れません。

・▲4四金打の読み

△4四同金、▲同角、△4三歩とされても、△3二銀と逃(に)げられても、下手の攻めがひと休(やす)みしてしまいます。

・▲1四歩の読み

▲4二金打を改良(かいりょう)した手です。
△1四同歩と取らせてから▲4二金打とします。
以下、△5二銀打の時に▲1四香と「歩」を手に入れ、△1三歩に▲4四歩と打って攻めをつづけるねらいです。

これらの手を考(かんが)えた結果(けっか)いちばん安全確実(あんぜんかくじつ)な、▲1二金打を選(えら)びました。

 

<まとめ>
この問題は指す手を選(えら)ぶ時(とき)の考(かんが)えを整理(せいり)する力(ちから)を試(ため)す問題です。
選(えら)んだ手が正解(せいかい)か、間違(まちが)いかは重要(じゅうよう)ではありません。

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